もっと教えてM&A

(株式会社日本M&Aセンター)

こんなにあるM&Aのメリット

それではもう少し詳しくM&Aのメリットを見てみることにしましょう。
まず、譲渡対価としてお金が(それも結構な金額で)残る。
たしかにそれもメリットの一つなのですが、中小企業にとってはもっと大事なメリットがあるのです。
それは事業の承継にあたって最大の難関、「個人連帯保証」と「株式の相続」という2つの大問題が一挙に解決できるということ。
中小企業の経営者は、金融機関からお金を借りるために、個人の土地や建物を担保に入れることが多いですが(これを物上保証といいます)、それとは別に、会社が借金を返せなくなった場合、経営者個人で返済する、という約束をします。
これが個人連帯保証といわれるものです。
経営者が元気で、業績が好調のうちはいいのですが、高齢になったり、病気で倒れたりしたらどうでしょう。仮にそんなとき会社の業績が良くなかったとしたら……。
実は個人保証の苦労を子どもには味あわせたくない、という理由で、子どもや社員に会社を継がせることを躊躇する経営者はたくさんいらっしゃるのです。

では借金がなければ万事OKかというと、これもそう簡単にはいきません。
今度は株式の問題が重くのしかかってきます。
日本の中小企業のほとんどは社長=株主、というオーナー企業ですから、そもそも会社を引き継いでもらうためには、社長の地位だけではなく、オーナーの地位、すなわち株式を買ってもらわなければなりません。
相続で株式が引き継がれる子どもならともかく、役員や社員にはその買い取り資金は重い負担になってのしかかってきます。
特にあまり借金がない優良企業なら、その値段も大変な金額になりますから、個人的な資産がない社員ではまず不可能なのです。

大変な中小企業の事業承継を一気に解決できるだけでなく、新しい経営者の下で、今まで一生懸命頑張ってきた会社が、さらに大きく発展する道が開ける。
これこそが中小企業がM&Aを選ぶ、何よりの理由なのです。