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(株式会社日本M&Aセンター)

M&Aの流れは“昔の”結婚と一緒!?

「事業承継のため、会社の発展のため、M&Aも考えてみよう!」
そう思い立ったのはいいけれど、経験も知識もないので、騙されたり損をしたりしそうで怖い、そう思われる方も多いでしょう。
しかしそんな心配は無用です。
今は、全国どこでもM&A専門家が仲介して、相手探しから交渉、難しい会計や法律関係の問題の解決まで一通りアドバイスしてくれますから、初めてでも難しいことはありません。ここで覚えておいてほしい大事なことは一つです。
それは、中小企業のM&Aの流れというのは、実は結婚をイメージするとわかりやすいということです。M&Aの専門家の最初の仕事は、結婚でいえば、その人の人となりをきちんと掴んで、一番気に入りそうな相手を紹介することです。
つまり企業の財務内容や事業内容、ビジネスモデルや内在するリスクまできちんと把握することなのです。このいわば婚活の準備を、M&Aの世界では「案件化」と呼びます。
いざ相手を探そうとしてみると、意外に候補が多いことに驚く人が多いと思います。
実は、売り手に対して圧倒的に買い手が多いのが、現代のM&Aマーケットなのです。
しかし、それだけで喜ぶのは早計です。これらの候補はいわばお見合い写真のようなもの。情報は多いことに越したことはありませんが、真剣にお見合い(トップ面談)し、交際(交渉)できる相手は、多くても一度に2,3社です。
その中に意中の相手がいれば、今度はその相手と結婚(成約)を前提に、環境を整えていきます(条件調整)。M&Aでは「基本合意」という契約を結び、ここから細かい条件を詰めていくのです。人間の結婚でいえば婚約のような状態だと思えばいいでしょう。
さて、婚約中というのは良くも悪くも相手の細かいところがわかってくるものですが、M&Aでは、この婚約相手だけに最終的な企業内容の精査、極端な話、伝票の一枚一枚までチェックする機会が与えられます。
これを「買収監査」といいますが、この買収監査を無事潜り抜け、互いの条件や将来へのビジョンなどの一致を見て、初めてM&Aは成約を迎えることになるのです。
おおまかな流れをご説明しましたが、M&Aに要する期間は、早くて半年、通常は1年以上。
そこまでには本当に様々なドラマが展開されます。
基本的な流れは一つでも、百社あれば百通りの展開があるのがM&Aなのです。