自社の情報がAIに出るかは、AIの答え方で変わる
取引先に「これからはAIで検索する時代ですね」と言われたら、自社のことがAIの答えに出てくるのか、気になりませんか。自社の名前をAIに聞くと、答えは大きく分けて3つのどれかになります。
ちゃんと出る。古い情報が出る。何も出ない。
自社はどれなのか。
確かめ方と、直し方を紹介します。
目次(この記事の流れ)
- まず、自社の名前をAIに聞いてみる(3つのパターン)
- なぜ、そうなる? AIの2つの答え方
- 次の一手は、パターンで違う
- よくある質問
- 最後に、公式ページを1つにまとめる
やり方は、AIに自社の名前を聞くだけ
ChatGPTやGeminiに、自社の名前と、取り扱っている商品名を聞いてみます。
見るのは、3つです。
- 会社が出てくるか。
- 住所や事業内容が、合っているか。
- 古い情報が、残っていないか。
答えは、大きく分けて3つのどれか
自分の会社は、どれ?
- ① ちゃんと出る
- ② 古い、または違う情報が出る
- ③ 何も出ない
実は、②と③には理由があります。
AIが答えを作る2つの方法を知ると、見えてきます。

答えの下に、「出典」があるかを見る
答えの下に、AIが見たページのリンクが並ぶことがあります。これが「出典」です。
ChatGPTでは「Sources」と表示されることがあります。
出典があれば、AIがその場で調べて答えた目安になります。
ないときは、覚えた知識で答えたのかもしれません。あくまで目安です。
なぜ、そうなる? AIの2つの答え方
AIは、質問に答えるとき、2つの方法を使い分けます。
覚えた知識で答える方法と、その場で調べて答える方法です。
どちらが使われたかで、自社が出るかどうかが変わります。
覚えた知識で答えるときは、「学習した時点まで」しか知らない
AIは、大量の文章を読んで、知識を覚えています。
OpenAIの開発者向けの説明では、インターネットを調べないとき、AIは覚えた時点までの知識で答えます。
その時期より後にできた会社や、変わった住所は、AIは知りません。
②の「古い情報」は、こうして起こることがあります。
調べて答えるときは、「検索に載っているページ」が材料になる
Googleの開発者向けの説明では、質問を読み取り、必要なら検索して、結果をまとめて答える流れが紹介されています。
このとき、材料になるのは、検索で見つかったページです。
検索に載っていないページは、見つけてもらえません。
③の「何も出ない」は、これが原因の1つとして考えられます。

「AI向けの対策」は、要る?
「AI向けの対策が必要」という話も、目にします。たとえば、AI向けのファイル(llms.txt)を置く方法です。
でも、Google検索の公式ガイド(2026年5月)は、AI向けのファイルや特別な仕組みは要らないと書いています。
「LLMO」「GEO」という新しい言葉も増えています。AI向けの対策を指す言葉ですが、何をもって対策とするかは、まだ決まっていません。
次の一手は、パターンで違う
②のときは、AIが見た元のページを探して、直します。
③のときは、自社のページを、ふつうの検索に載せることから始めます。
②のときは、出典を見て、元のページを直す
出典のリンクが付いていれば、そのページが、AIが見た元の情報です。
自社のページか、ほかのサイトの紹介ページかを、確かめられます。
古い情報があれば、そのページを直します。
AIの答えそのものを直してもらえる窓口は、限られています。
③のときは、ふつうの検索に載せて、根拠を添える
報道によると、AIの機能に出る条件は、ふつうの検索に載ることです。
研究では、情報の出どころや数字を書き添えると、取り上げられる量が増えたと報告されています。
ただし、実験での結果で、必ず出るという意味ではありません。
Googleの検索については、「Search Console」(Googleが出している、自社サイトの検索状況を見る道具)で、2026年6月から、AI機能での表示回数が見られます。
ChatGPTなど、ほかのAIでの表示回数は、今のところ分かりません。

よくある質問
Q. AI向けのファイル(llms.txt)は、置くべきですか?
Google検索の公式ガイド(2026年5月)は、要らないと書いています。
まず、自社のページを、ふつうの検索に載せることからです。
Q. ChatGPTなど、ほかのAIでの表示回数も分かりますか?
今のところ、分かりません。
Googleの「Search Console」で見られるのは、Googleの検索での、AI機能の表示回数です。
Q. AIの答えが違っていたら、直してもらえますか?
答えそのものを直してもらえる窓口は、限られています。
出典のページを探して、そのページを直すのが基本です。
最後に、公式ページを、1つにまとめて新しくする
住所、事業内容、商品名を、自社の公式ページで、同じ内容にそろえます。
AIが見に来るページが1つなら、古い情報が残りにくくなります。
まず今日は、自社の名前を、AIに1つ聞いてみてください。
「自社の名前をAIに聞いたら、何も出なかった」「古い情報が出るが、どこを直せばよいのか分からない」「AI向けの対策が必要なのか、判断できない」。
そんな段階からでも、自社の業務に合わせて無料でご相談いただけます。
仕事に使えるAI・DXの活用事例や最新情報は、Conpassでも継続してお届けしています。


